おきなのひとりごと(「今年の米」はどうなるの?)
- お米の収穫時期が近ずいた。早い所では稲刈りのニュースが放映されている。おきなの里の稲は良く育っている。この分だと豊作であろう。
- 昨日友人が新米の購入募集内容を知らせ来てくれた。集落内の農業法人からの田畑提供者への購入募集内容は価格未定で期限付き回答を求める募集内容であった。価格未決定の理由は政府の購入価格が東北大震災の影響で決まらない、現時点での決定見込みは9/5頃と記されている。募集締め切りは今月末との期限付き募集である。こんな田舎でも完全に「売り手市場」の募集と成っていた。
- 分析、予測好きのおきなである、早速調べて見た。
- 家族を守る為価格未定の米を昨年並みの数量を確保した。価格の上がらない野菜を作りながら、複雑な思いで!
昨年の全国の米の収穫量に対する三県のウエイトは福島県5.3%、宮城県4.7%、茨城県4.7%で三県併せると15%を越える大きな値である。
被災地のお米は残留放射能を調べた上で出荷するとも先日テレビが伝えていた。残留放射能が検出されれば当然政府に買い上げ要求を被災地はするだろう。例年に比べ政府の購入価格が決まらないのは、次政権への先送りだろう。高い価格設定だと政府の保証価格は膨らむからである。
今年は政府の米の公定価格との差額保障は打ち切りで生産者は強気の姿勢を崩さないであろう。
困るのは消費者である、新米を競って食べたい欲望を満たす為、高値でも買う動きが出るだろう。
米離れが進む中、昨年の米が倉庫に眠ると言うのに高値で消費者の財布を苦しめるこの秋と予測した。